化粧水の付け方は?


今回は化粧水の正しい付け方についてお話させていただきます。
いくら優れた化粧水でも付け方やタイミングが間違っていてはせっかくの美容効果も半減してしまいます。
正しい付け方を身につけ、よりきれいな肌を実現していきましょう。

この記事であなたの肌の改善に少しでもお役に立てれれば幸いです。

化粧水を付ける目的

まずは化粧水をつける目的や役割についてご紹介させていただきます。
化粧水の7~8割は水でできています。
そこへ、水に溶けやすい美容成分を配合したものが化粧水です。
ほとんどが水分なのでつけた時に肌はうるおいます。
ただし、「化粧水=保湿」かというと、そうでもありません。
確かに化粧水には保湿成分が含まれますがそれは微々たるものです。

化粧水で最も重要なのは「肌を水分で柔らかくし、成分を浸透しやすくする」ということです。イメージとしてはカラカラに乾いた田んぼの土を思い浮かべて下さい。そこにいくら種を蒔いても、硬く乾燥した状態の土では種もほとんど育ちません。
そこに水をたっぷり与え、土が柔らかい状態を想像して下さい.

種は柔らかい土に素早く根を張り、すくすくと成長するでしょう。
肌も同じようなことが言えます。
何も処理をしていない乾燥した状態では、美容成分をいくらつけても、肌の表面で止まってしまい、奥まで浸透することなく終わってしまうでしょう。

化粧水はそんな乾燥した肌にうるおいを与え、肌を柔らかくし、浸透を促進する成分により、その後のスキンケアの効果を確実に高めてくれる下準備とも言えます。
繰り返しますが化粧水で最も重要なのは「肌を水分で柔らかくし、成分を浸透しやすくする」ということです。

そのため水分ではなく、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの「保湿成分」がどれだけ含まれているかが重要になります。化粧水のラベルに書いてあるので、必ず確認し肌にしっかりとい浸透するような化粧水を選びましょう。

化粧水の付け方

次に化粧水の付け方についてお話させていただきます。
手でつける場合と、コットンでつける場合の2通りの方法がありますので、普段自分がやられている方の方法で確認してください。
 

手で付ける場合

まずは手でつける場合の付け方です。
手でつける際は必ず手を清潔な状態にしてから行いましょう。
また、手や顔が温かい状態が良いのでお風呂上がりなどで
温まっている状態で行うと良いです。温めた状態だと肌も柔らかくより化粧水の効果が高まります。

   1. 適量を片方の手の平全体に広げます。(必ずラベル記載の適量を守るようにしましょう。)

2. 手の平全部で顔を覆うようにして、Tゾーン、Uゾーン、頬に全体的につけて馴染ませます。       この時は全体に薄く広くつけるイメージです。
3. もう一度手の平に化粧水を追加で広げます。
4. 目もと、小鼻、眉間、鼻の下など細かい部分を重点的に行います。指の腹で少し撫でるよう     にして化粧水を広げていきます。

5. そこまで終わったら顔全体を鏡でチェックします。
  表面に水気が残っている感じがないかを確認する
6. 最後に手の平や甲で触れてみて肌にピタッと吸い付くような感触になれば完了です。
手でつけることのメリットは「肌の状態を直接手で触って確認できること」です。肌の状態は年齢や季節、体調によって様々です。

肌のトラブルや「今日はちょっと乾燥気味だから、保湿成分を少し多めにしよう」とか「脂っぽいからさっぱりした化粧水にしよう」などその時々の自分の肌の状態を手で触れてチェックする機会になります。毎日自分の肌に触れていれば、スキンケア用品を変えた際の効果も手軽に実感でき、自分に最適のスキンケア用品にもたどり着きやすくなります。

まだ、手でなじませることで、目元や鼻周りなどの細かなポイントにもしっかりと化粧水を深く浸透させることができます。

また、もともと化粧水には精神的にリラックスさせるという効果があります。手でつけることで顔のマッサージにもなるのでよりリラックス効果が高まり、精神的にも心が落ち着き、ストレスやホルモンのバランスが整い、より健康的な肌が実現できます。

コットンで付ける場合

次にコットンを使った場合の付け方をご紹介します。
コットンのメリットは細かい繊維により肌の細かいところまで均等に浸透させることができる点です。
その一方で使い方のコツもありますので、ポイントを正しく理解して行いましょう。

1. コットンの裏側まで十分に濡れるくらい化粧水をつけます。
2. コットンを人さし指と薬指、もしくは人さし指と小指ではさんで持ちまます
3. リフトアップをイメージして顔の内側から外側に向かって、頬や額など広い部分から、
        鼻、あごへとマッサージするようにつけていきます。

4. そのまま首に移動し、首の下から上に向かってふくようになじませていきます。
5. 足りない場合には、同じコットンに少量の化粧水をたして繰り返し行なっていきます。

パッティングする際はやりすぎには注意し、コットンが毛羽立つような状態までは行わないようにして下さい。コットンは正しい方法で行えば、必要な化粧水を必要な箇所に浸透させてくれるため、手でつける場合よりも長時間、保湿状態が続きます。肌全体にも均等に成分が行き渡るので肌がムラなく全体的に整って状態にしてくれます。

また、コットンを一つ持っておくと、化粧水パッティングだけでなくパックとして使えるので便利です。
パックとして使う場合は、まずは水で濡らしたコットンを手で押さえて水分を抜きます。その状態のコットンに化粧水をつけたあとに、4〜6枚ほどに裂きます。それを顔全体が隠れる張った状態で3分ほどおくと、コットンが肌に張り付き、肌に優しく浸透していきます。

 

化粧水を付けるタイミング

次に化粧水をつけるタイミングについてお話させていただきます。

化粧水にも様々な種類があり“プレ化粧水”という方法があります。
これは美容効果の高い化粧水をつける前に浸透性の高い化粧水をつける方法です。
スキンケアの流れとしては

【洗顔→プレ化粧水→化粧水→美容液→クリーム】
といった流れになります。”プレ化粧水”は肌に乾燥やニキビなど肌状態の変化を感じたら
ぜひ試していただきたいです。最初にご説明したように化粧水の役割は「肌を水分で柔らかくし、成分を浸透しやすくする」です。特に乾燥しやすくなってきた方やアンチエイジング商品を使われている方はプレ化粧水で浸透しやすさを高めた上で化粧水、美容液、クリームと塗っていただくとより美容の効果が高まります。
特にプレ化粧水には安くて量のあるプチプラの化粧水を使うとお得です。その際はなるべく保湿成分が高いものを選ぶと良いでしょう。

また、化粧水をつけるタイミングとしては
顔や手がある程度温まっている状態で肌が柔らかくなっており、顔の毛穴も開いている状態が好ましいです。
お風呂上がりや、お湯で洗顔、蒸しタオルで顔を温めるなどをした直後に化粧水をつけることが重要です。洗面所・脱衣所には化粧水は常備させておき、いつでもパッと化粧水をつけれるようにしておくと良いでしょう。洗顔後なるべく早くつることがポイントです。

化粧水を付けるときに注意すべきこと

最後に化粧水をつける上での注意点を上げておきます。

洗顔後すぐに付ける

化粧水は洗顔後にすぐにつけましょう。「洗顔➕化粧水」はセットとして考え、化粧水は常に洗面所に置いておきましょう。
洗顔はせっけんのすすぎ残しがないようにしっかり洗い落とし、タオルで水分を取りましょう。せっけんや水分が残っているとその分、化粧水の浸透が鈍くなってしまい、肌トラブルの原因にもなります。
洗顔はなるべくぬるま湯など少し温めた水を使うと効果的です。
肌が乾燥しがちで1日に何度も洗顔をせずに化粧水をつけている人もいるかもしれませんが、できるだけ避けた方が良いでしょう。
化粧水の付けすぎは付けた化粧水が蒸発する際に、一緒に肌の水分や、必要な皮脂成分まで蒸発させてしまう可能性があります。
どうしても、乾燥しがちという方は保湿性能の高い化粧水に見直してみると良いかと思います。
なるべくは、朝の洗顔後、夜のお風呂上がりに適量の化粧水を付け適量によって肌の水分を保つようにしましょう。

過度にパッティングしない

化粧水をつける際に、100回ほど手でパッティングするという情報がありますが、これはやめましょう。また叩いたり強く引っ張ったりした付け方NGです。

敏感肌の方などは、毛細血管が損傷し「赤ら顔」の原因になります。
また、コットンなども何回もパッティングしているとコットンの繊維がほつれ毛羽立ってしまい、逆に肌のトラブルの原因になりかねません。必要以上にやりすぎないようようにし、肌を優しく労わるような気持ちでパッティングしましょう。

一度に大量に付けすぎない

より保湿したいからといって一度に大量の化粧水をつけてしまうのもNGです。
適量を2〜4回に分けて使うようにしましょう。商品のラベルに適量については記載がありますのでまずはしっかり読み、適量を守りましょう。一般的には10円玉〜500円玉サイズと書いてあります。必要な量を手に取り、1回目はおでこ、2回目は頬、3回目はあご、4回目は目元、鼻周りなど自分で手順のルールを決めておくとよいでしょう。

1度に全てつけようとすると、化粧水にむらが出てしまい、何度も同じやり方をしていると手グセで濃くついてる部分と薄くついている部分が出てきます。
適量を何回かに分けることにより、肌全体にまんべんなく化粧水が行き渡り、自然と肌の調整も行われていきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は化粧水の正しい付け方についてご紹介させていただきました。毎日行う作業なだけに、これを正しい方法で行えているかどうかで数ヶ月後の肌への効果はまるで変わってきます。
最初にも書きましたが化粧水は美容成分を肌に浸透させやすくする大事な下準備の作業です。
たとえどんなに良い美容品を使用していたとしても、最初の下準備が不十分だと効果は半減してしまいます。
また、化粧水はどうしても一度にたくさんつけてしまいがちですが
返って、肌の必要な成分を奪ってしまうことにもなります。
適量を正しい手順でつけていくように心がけましょう。
化粧水の付け方をもう一度見直し、正しい方法で付けてよりきれいな肌を実現させていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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