化粧水パックについて


化粧水や美容液でスキンケアを行うのであれば最大限にその効果を引き出しきれいな肌を実現したいのは誰もが思うことだと思います。そこで今日は化粧水の効果を最も活用できる“化粧水パック”について説明します。メリットも大きい方法ですが間違った方法で行ってしまうと失敗してしまうことがあるので今回の記事で正しい知識を身につけ、きれいな肌を実現していきましょう。化粧水とコットンがあれば誰でも簡単にパックができてしまうので、まだパックのことがよくわからないという方も、ぜひこの記事を参考にしていただきパックを行なっていただければと思います。

化粧水パックとは

そもそも、化粧水パックとはコットンなどに化粧水をつけて肌をパックするスキンケア法です。コットンを使う時はコットンパックとも呼ばれます。
コットンを使う場合は薄く裂けるタイプのものを使用し化粧水を染み込ませて肌に貼り付けていきます。化粧水を含ませてまま放置しておくだけで成分が浸透し、化粧水の効果を引き出してくれます。

化粧水パックに期待できる効果・メリット

化粧水の効果を最大限引き出す

この化粧水パックの良い点は化粧水の効果を最大限に引き出してくれるところです。
化粧水は肌の柔軟性を高め、肌を保湿しやすい状態にすることが主な目的です。そのため、化粧水パックを行なった後の肌は柔軟性に富み、その後に行う美容液や乳液の美容成分を十分に浸透させてくれます。

乾燥肌の改善

化粧水パックを行うと肌への保湿成分の浸透力はぐっと高まります。
化粧水自体にも保湿成分が多く含まれていればそれだけ肌に水分が浸透し、うるおいを与えてくれます。化粧水をパックする方法に変えただけで「乾燥肌が改善された!」という声も多く聞きますので、今使っている化粧水がイマイチだなと感じるような場合でも、一度化粧水パックをしてみると良いでしょう。その化粧水が本来持っているポテンシャルが発揮され、肌のうるおいが格段に変わる場合があります。

ターンオーバーの周期が安定する

また、化粧水パックを行うことでターンオーバーという約28日周期の肌の再生周期が安定し、肌のハリ・キメが改善されることもあります。
化粧水パックを行うことでしっかりと有効成分が浸透するようになるため、肌の調子も整い、結果的に肌が健全な状態となります。肌が本来持つバリア効果も高まるので保湿の能力も高まり、ぷるっとうるおった透明感のある肌が実現できます。

化粧水パックの使用方法

次に化粧水パックの使用方法についてご紹介します。

準備物

コットン

(大判なら3枚くらい、4〜6枚にめくれて使えるコットン商品もあります。)
もしくは、フェイスパック用シートを用意しましょう。
コットンは薄いものがオススメです。厚いものだと化粧水を染み込み過ぎてしまい、肌に浸透してくるのに時間がかかってしまいます。
また、より安全なものを使いたという方はオーガニック系のコットンを使用しましょう。どちらにしてもあまり毛羽立ちがなく肌に残らないようなコットンを使用しましょう。
フェイスパック用シートは顔の形のものやパーツ別のものがあります。最初コットンに慣れないという方は顔型のシートで挑戦しても良いでしょう。

精製水or水

できれば水道水よりも精製水がオススメです。
精製水とは、蒸留や濾過やイオン交換などの手法で濃度を上げた、純度の高い水です。
安全面や肌のなじみ方も精製水の方が安心して使えます。
低価格の精製水もあるのでなるべくこちらを使うようにしましょう。

化粧水

なるべく保湿成分(低分子コラーゲン、ヒアルロン酸、びたみんC誘導体)が含まれる化粧水がパックにはオススメです。特に医薬部外品のラベルがあるものは国が何かしら効果がると認めた商品ですので医薬部外品の記載があり、ラベルの上部に保湿成分が書かれている化粧水がオススメです。
・あればシリコンマスク
余裕があればシリコンマスクを用意すると良いでしょう。
パックの蒸発を防ぎ、より確実に肌へ化粧水が浸透します。

手順

次に化粧水パックを行う際の手順についてご説明します。
①コットンやフェイスパック用シートを、水または精製水で全体的に湿らせます。

②その湿らしたコットンなどに、化粧水も全体的に染み込ませます。5枚などにめくれるコットンなどはまとめて湿らせます。
③コットンの場合は薄く割いて肌に乗せていきます。目にかからないように、またコットン同士重なりができないよう注意して下さい。そして、なるべく広い面積となるように貼り付けます。フェイス用パックシートの場合はそのまま肌に貼り付けます。少し引っ張りながら貼り合わせると余計な隙間もなく、広い面積に貼り付けることができます。
④肌に乗せた状態で3〜5分ほどそのまま放置します。少ししっとりしている化粧水を使っている方は5分程度。ジェルタイプの化粧水を使っている方は、10分程度がよいでしょう。長時間続けると、肌の水分をコットンが吸収してしまい、肌が乾燥する原因になるのでやりすぎないようにしましょう。
⑤シートをはがし、清潔にした手でで優しくハンドプレスし肌全体になじませます。
⑥美容液、乳液クリームなどで保湿をしっかりキープさせましょう。せっかく与えたうるおいを逃さないためにも最後の仕上げをしましょう。

化粧水パックのポイント

続いては化粧水パックを行う際のポイントについてご紹介します。

頻度

基本的には毎日行うのが理想的です。1日の中で「お風呂上がりの20分はスキンケアに使う」など自分の中で習慣としてスケジュールを組んでおき継続できれば一番良いです。どうしても時間がない時はパックまではしなくとも化粧水をつけるだけでも効果が出てくるので、少しでもケアは行うようにして下さい。また、肌荒れなどで肌トラブルが起きている時はなるべく低刺激の化粧水を使い、回数も減らして調整をしましょう。毎日肌のコンディションは気にするようにし、その時々で合った頻度で行うようにしましょう。

時間

パックを行う時間は3〜5分程度で行なって下さい。よく「長く、量もたくさんやった方が効きそう」という方がいらっしゃいますが
やりすぎはかえって逆効果となります。あまり長い時間やっていると化粧水の蒸発と一緒に肌の水分も一緒に蒸発してしまい、逆に乾燥した状態となってしまいます。コットンが乾ききる前に剥がすようにしましょう。適正な量と時間で正しく化粧水パックをすることで効果が出ますので、方法はしっかりと確認して起きましょう。

タイミング

化粧水パックを行うタイミングは洗顔後なるべくすぐ行うと効果的です。お風呂上がりなど誰にも邪魔されずゆっくりパックができる時間帯が良いでしょう。お風呂上がりは肌も温まっており、毛穴も開いており肌も柔らかいので、より化粧水の効果が得られやすいです。洗面所には常に化粧水とコットン、フェイスマスクなど化粧水パックに使う道具は置いておき、洗顔後すぐに化粧水パックができるようにしておくと良いでしょう。
また日焼けをしてしまった時のケアとしても有効です。暑い日差しを浴びてしまった時は化粧水パックをしてクールダウンしましょう。気分もさっぱりしますし、日射によってダメージを受けた肌をいち早く健全な状態に戻してくれます。ただ、日焼けを受けた時の肌は刺激に弱く、敏感な状態になっているのです、使用する化粧水は低刺激で安全な成分でできている化粧水を使うと良いでしょう。なるべく早くケアをしてあげることで肌の状態も良くなりますので、これからの暑い時期には気をつけておくと良いでしょう。

化粧水パックの注意点

最後に化粧水パックを行う際の注意点について説明します。

長時間置きすぎない

上でも触れましたが、長時間の放置は過乾燥を招きます。
本来の化粧水の役割は肌を柔らかくし、その後に使う美容液やクリームなどの成分を浸透しやすくすることです。
もちろん化粧水パックでも保湿はされますが、化粧水の成分のほとんどは水であり、美容成分は化粧水の全体量からすればわずかです。
肌にずっと水を貼り付けていて大きな効果があるわけではありません。
3〜5分行い、肌が柔かくなれば、化粧水パックとしては十分です。
時間ももったいないので5分経ったらパックは外し、次のスキンケアにうつりましょう。
コットンが乾くまで放置すると逆効果になるので、必ずコットンが湿っているうちにはがして下さい。

アルコールが入っている化粧水では行わない

先ほどの理由と似ていますが、アルコールが入った化粧水はすぐに蒸発するため、肌が乾燥しやすいです。化粧水パックはコットンに含ませた化粧水を貼り付けることで効果をあげるスキンケア方法ですので、放置していても効果が薄れないアルコールを含まない化粧水にしましょう。
化粧水の成分に関わらず、水分が蒸発してはパックは効果がありません。エアコンの効いた部屋に長く居たり、扇風機やドライヤーなど、風が多く当たる場所に居ないようにし、なるべくパックが乾かないような環境づくりも大切です。せっかく行う化粧水パックなので、効果がしっかり得られるように注意しましょう。

パックの後には乳液やクリームを塗る

パックを行なった後には必ず、乳液やクリームを塗り、保湿成分をキープするようにしましょう。先ほども書きましたが、化粧水の成分のほとんどは水です。化粧水を行なっただけでは、肌の表面近くに水が乗っているだけのような状態であり肌の奥深くまでは浸透しきっていません。
化粧水パックをした後に何もしないとその表面の水分はすぐに蒸発し、せっかくのパックもほとんど効果を成し得ません。必ずパックのあとには乳液などで肌の表面を守り、美容成分が肌に浸透するようにケアを行いましょう。そうすることで寝ている間にも効果が持続しますので、冬の朝でも肌が乾燥せず、良い状態を保つことができます。せっかく行う化粧水パックなのでその後のアフターケアまでしっかり行い、より美容効果が高まるような状態を作りましょう。

まとめ

今回は化粧水を使ったパックの方法、注意点についてご紹介しました。
化粧水とコットンがあれば誰でも簡単にパックができるのでやったことないという方はぜひ一度試してみて下さい。パックをすることで化粧水の効果が最大限発揮されるので、普段使っている化粧水がさらに活躍するはずです。
正しい方法で行うことが大切なので、今回ご紹介したポイントに注意し、
きれいでうるおいのある肌を実現していただければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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