自分の肌に合った化粧水・乳液を見つけてみませんか?
化粧水・乳液といっても山のような種類があり、その中から自分の肌に合った1本を見つける、といってもなかなか難しいですよね。
せっかく買った化粧水・乳液をつけても、肌に合わずに無駄になってしまう。そんな経験がある方も多いと思います。
そこで今回は、化粧水・乳液の選び方のコツと、オススメの化粧水・乳液を紹介します。
化粧水・乳液の選び方
化粧水・乳液の選び方を紹介するのにあたって、まず、ざっくりと説明すると、
化粧水・・・肌に水分・栄養を補給する
乳液・・・肌にフタをし、乾燥をふせぐ
となります。
では、実際に、化粧水・乳液はどのように選べばいいのか、タイプ別にお話ししていきます。
化粧水の選び方
乾燥肌用化粧水
乾燥肌用の化粧水を選ぶにあたって、重要なことは以下の2つです。
セラミドなどの成分が入った、高保湿であること
保湿成分には、グリセリン、ヒアルロン酸、コラーゲン、と様々な種類がありますが、中でも重要な働きをするのは「セラミド」です。
セラミドは、肌のバリア機能を高めたり、保水力を高めたり、肌代謝を促進させたり、非常に働き者です。本来は人の体内で生成されるセラミドですが、このセラミドが少ないと、肌は乾燥したカサカサ状態になるだけでなく、アトピー性皮膚炎になってしまうこともあります。
セラミドには複数の種類があり、それぞれ異なった働きをします。ですので、複数種類のセラミドが入った化粧水を選ぶことをオススメします。
アルコール系をさける
エタノール、ブタノール、ベヘニルアルコール….など、化粧水の中にアルコールは名前を変えて潜んでいます。アルコールは、水や油に溶けにくい成分や香料、色素を溶かすときに使われます。肌に残った皮脂や汚れを落としたり、肌を引き締めるのに、アルコールは効果的です。
アルコールが入った化粧水は、肌につけた時に、スーっとした清涼感を得られますが、同時に肌から水分を奪ってしまいます。また、肌刺激も強いので、乾燥肌の方はできるだけ避けましょう。
美白用化粧水
美白用化粧水は、メラニンの生成を抑制したり、肌の色素沈着を防止、肌代謝を促進することで、白くて綺麗な肌を保ちます。
美白用化粧水を選ぶにあたって、重要なことは以下の2つです。
美白成分が配合されたものを選ぶこと
国が認めている「美白成分」成分は、下のようになります。
・アルブチン
・トラネキサム酸
・プラセンタエキス
・ビタミンC誘導体
なかでも「ビタミンC誘導体」は、肌のハリにも効果あるのでオススメです。ビタミンC誘導体は、「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」「リン酸アスコルビルMg(APM)」と表示されることが多いです。
また、美白成分が十分に含まれているものしか、「薬用」「美白」と、パッケージに表示することができません。
無理なく使い続けられるものを選ぶこと
美白用化粧水は1~3ヶ月、継続して使用することで、美白成分の効果があらわれます。
価格、使用感、香り、などストレスなく使えるものを選びましょう。
ニキビ用化粧水
ニキビの原因は、年代によって多少異なります。
~ニキビの原因~
10代の思春期ニキビ…皮脂の増加
20代以降の大人ニキビ…食生活や睡眠不足による体内バランスの乱れ、乾燥
そこで、ニキビをなくすためには、
・余分な皮脂を抑える
・肌の乾燥を防ぐ
ことが大切になります。
ニキビ用化粧水を選ぶにあたって、重要なことは以下の2つです。
ニキビに効く成分が入っていること
ニキビに効く成分には下のようなものがあります。
・ビタミンC誘導体…余分な皮脂を抑える
・グリチルリチン酸…ニキビの赤みをケア,低刺激
・アラントイン…ニキビの赤みをケア
ビタミンC誘導体は、「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」「リン酸アスコルビルMg(APM)」と表示されることが多いです。
ニキビに効く成分が、効果が出るのに充分な量入っている、パッケージに、「医薬部外品」「薬用」、と表示されている化粧水がオススメです。
また、思春期ニキビには「イオウ」という成分も効果的ですが、肌を乾燥させてしまうことがあるので、乾燥肌の方、20代以降の方は避けるようにしましょう。
刺激成分を避ける
化粧水に含まれる、エタノールなどは、ニキビを刺激して、悪化させるおそれがあります。
そこで、「ノンコメドジェニック」「アルコールフリー」と表示されているものを選ぶことをオススメします。
「ノンコメドジェニック」という表示は、ニキビをつくりやすい成分が入ってないよ、ということを示しています。
20代向け化粧水
「20代はお肌の曲がり角」と言われるように、20代のスキンケアは、年を重ねても若々しい肌を保つために、非常に重要です。
20代からは肌が乾燥しやすくなると言われています。乾燥は「シミ」「くすみ」の原因にもなります。20代からのエイジングケアはとても重要です。
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・ビタミンC誘導体
など、エイジングケアに効果的な成分が入った化粧水を選びましょう。
30代向け化粧水
30代になると、毛穴が開いてファンデーションがつまる、ニキビ跡が消えない、肌がくすむ、今までになかったシミ、しわがあらわれる、など肌トラブルが多くなる、と言われています。
また、女性の30代は、仕事が軌道にのり責任が大きくなる、プライベートでは結婚、出産、子育てを経験する、など生活環境が変わったりします。
多忙であるゆえに、肌ケアがおろそかになりがちです。一方でストレスはたまりやすく、ホルモンバランスが乱れがちです。忙しい30代でも、「保湿」だけはきっちり行うようにしましょう。
30代の化粧水では、保湿成分である「セラミド」の他に、「ビタミンC誘導体」「コラーゲン」などが配合された、美白効果・エイジングケアの効果を持つものを選ぶことをオススメします。
男性用化粧水
男性の肌は、女性の肌に比べて、水分量が少なく、オイリー肌になりやすいと言われています。そのため、男性用化粧水には、「水分補給を行い、水分を肌に保つ」ということが求められます。
具体的に、男性用化粧水を選ぶにあたって重要なことは以下の2つです。
保湿成分が配合されていること
男性の肌は水分が不足しがちなので、以下のような「保湿成分」が入っている化粧水を選ぶことをオススメします。
・コラーゲン
・ヒアルロン酸
・グリセリン
・ビタミンC誘導体
…パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na,リン酸アスコルビルMgと表示されることが一般的です
使用感がよいものを選ぶ
男性用化粧水には、さっぱりとするものから、しっとりとするものまで、使用感は様々です。
化粧水は、ある程度の期間、継続して使い続けることが前提となっているので、使用感がよく、継続して使い続けられるものを選びましょう。
乳液の選び方
化粧水の項で、どの成分がどのような効果をするのか、詳しく説明しましたので、ここでは、ものすごく簡単に、目的別にオススメの成分を紹介します。
乾燥肌用乳液
・セラミド
・スクワラン
・コラーゲン
など、高い保湿効果をもつ成分が配合されたものを選ぶといいでしょう。
美白用乳液
・アルブチン
・トラネキサム酸
など、国の定めた美白成分が配合されたものを選ぶといいでしょう。
ニキビ用乳液
・グリチルリチン酸2K
など、ニキビをケアする成分が配合された、できるだけ低刺激なものを選ぶとよいでしょう。
20代、30代のエイジングケア用乳液
・レチノール
・ヒトオリゴペプチド
・コラーゲン
など、肌のハリをケアする成分が配合されたものを選ぶとよいでしょう。
男性用乳液
・セラミド
・ヒアルロン酸
など、高い保湿効果をもつ成分が配合されたものを選ぶとよいでしょう。
オススメの化粧水・乳液
続いて、実際にオススメの化粧水・乳液を、具体的に紹介していきます。
化粧水
乾燥肌用
・アヤナス ローション コンセントレート(DECENCIA)
ポーラ・オルビスグループの敏感肌用専門ブランド、DECENCIAの化粧水「アヤナス ローション コンセントレート」は、通常のセラミドよりも小さい、「セラミドナノスフィア」を配合することで、潤いが肌の奥まで浸透します。
・ヒフミド エッセンスローション(小林製薬)
小林製薬の基礎化粧品ブランド、ヒフミドの化粧水「ヒフミド エッセンスローション」は、肌にもともとある「セラミド」と同じ構造をした「ヒト型セラミド」を含む、複数種類のセラミドが配合されていることが特徴です。「ヒト型セラミド」は、ほかのセラミドと比べて、保水力が約3倍もあり、肌の潤いが長時間つづきます。
美白用
・HAKU (資生堂) [医薬部外品]
かの資生堂が、シミ予防の研究の集大成とした化粧水「HAKU」は、美白成分である「トラネキサム酸」「4MSK」が配合されていて、シミの生成を阻害します。また、3Dターゲティング処方によって、角質層の奥まで、美白成分をしっかり届ける、ということが特徴です。
サエル ホワイトニングローション クリアリスト(DECENCIA) [医薬部外品]
ポーラ・オルビスグループの敏感肌用専門ブランド、DECENCIAが提供する「サエル ホワイトニングローション クリアリスト」は「ビタミンC誘導体」「アルブチン」などの美白成分が配合されていると同時に、アルコールや香料を使用していないため、低刺激であるのが特徴です。
ニキビ肌用
・薬用クリアローション(オルビス)
オルビスが提供する「薬用クリアローション」は、ニキビをケアする成分、「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されていると同時に、「紫根エキス」が肌をバリアする働きをします。
また、しっとりタイプ、さっぱりタイプの2種類から選ぶことができます。
・ルナメアAC スキンコンディショナー(富士フィルム)
富士フィルムの化粧水「ルナメアAC スキンコンディショナー」は、最新のナノ技術がつまっています。
ニキビをケアする成分、「グリチルリチン酸」が配合され、ノンコメドジェニックテスト済みの、ニキビ肌に優しい商品になっています。
また、ノーマルタイプ、しっとりタイプの2種類から選ぶことができます。
20代向け
・アクティブコンディショニング ベーシック(FANCL)
FANCLが提供する「アクティブコンディショニング ベーシック」は、「アクティブセラミド」「甘草エキス」「フレッシュローヤルゼリーエキス」などの成分が配合されており、乾燥によるダメージをケアします。
・アスタリフトホワイトシリーズ(富士フィルム)
富士フィルムの「アスタリフトホワイトシリーズ」は、保湿と美白が同時に行えることが特徴です。
富士フィルム独自の技術により小さくした美容成分は、肌の奥深くまで届きます。
30代向け
・アスタリフト ローション(富士フィルム)
ここ最近人気が出てきているのが、富士フィルムの「アスタリフト ローション」です。「アスタリフト ローション」は、「アスタキサンチン」「リコピン」「3種のコラーゲン」「ヒアルロン酸」などの成分が配合されており、肌細部まで潤いが浸透します。
化粧水 コクしっとりタイプ(ちふれ)
ちふれの「化粧水 コクしっとりタイプ」は、「ヒアルロン酸」「加水分解ヒアルロン酸」の他、7種類の保湿成分が配合され、肌に潤いを与えると同時に、価格は1000円以下、とコスパが高いです。
男性用
・バルクオム(BULK HOMME)
BULK HOMMEが手掛けた「バルクオム」は、日本最古の美肌の湯「玉造温泉水」の働きにより、肌にハリと潤いを与えます。また、さらっとした使い心地であるのに、潤いを実感できる、非常に使いやすい商品となっています。
プチプラ
・素肌しずく 濃密しずく化粧水(アサヒ研究所) 170mL・980円
「素肌しずく 濃密しずく」は、全11種類の保湿成分が配合されています。また、出雲の精製水使用、香料不使用、無鉱物油と、肌にやさしい化粧水です。
・化粧水・敏感肌用 高保湿タイプ(無印良品) 200mL・666円
無印良品の「化粧水・敏感肌用 高保湿タイプ」は、200mLで666円という低価格ながら、「ヒアルロン酸」やリピジュアRなど、保湿効果の高い成分がしっかりと配合されていて、非常にコスパが高い化粧水です。
乳液
乾燥肌用
・アクティブコンディショニング ベーシック(FANCL)
FANCLの「アクティブコンディショニング ベーシック」は、「アクティブセラミド」「甘藻エキス」「フレッシュローヤルゼリーエキス」などの成分が配合されており、乾燥によるダメージをケアし、ハリのある肌へなっていきます。
・アミノモイスト モイストチャージミルク(ミノン)
乾燥・敏感肌のラインを手掛けるミノンの「アミノモイスト モイストチャージミルク」は、保湿成分である「スクワラン」や、「アミノ酸」「グリチルレチン酸ステアリル」などが配合されており、乾燥した肌を潤します。
美白用
・薬用ホワイトニングデイプロテクター(トランシーノ)
「薬用ホワイトニングデイプロテクター」は、薬用美白乳液で、「美白」「乳液」「日焼け止め」「化粧下地」と、4つの機能を兼ね備える優れものです。また、無着色、無香料、紫外線吸収剤フリー、と肌にやさしいのも特徴です。
・薬用 雪肌精 乳液 エンリッチ(雪肌精)
「薬用 雪肌精 乳液 エンリッチ」は、和漢植物エキスなどの保湿成分が多く含まれます。また、美白効果・コラーゲン生成促進の効果をもたらす「L-アスコルビン酸2-グルコシド」という成分が配合され、美白効果とともに、肌にハリを与えることが出来ます。
ニキビ肌用
・薬用スキンミルク(オードムーゲ)[医薬部外品]
オードムーゲの「薬用スキンミルク」は、「グリチルリチン酸ジカリウム」が有効成分として配合されており、さっぱりとした使用感の乳液となっています。思春期ニキビ(オイリーニキビ肌)の方にオススメです。
・dプログラム アクネケア エマルジョンR(資生堂)[医薬部外品]
資生堂の「dプログラム アクネケア エマルジョンR」は、有効成分として「トラネキサム酸」「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されており、またパラベンフリー、アルコールフリー、無香料、無着色で、肌にやさしいのが特徴です。大人ニキビ(乾燥ニキビ肌)の方にオススメです。
20代向け
・乳液 さっぱりタイプ(ちふれ)
ちふれの「乳液 さっぱりタイプ」は、「ヒアルロン酸」「トレハロース」などの保湿成分が配合され、肌をしっとりに保ちます。無香料、無着色と、肌にやさしいのも特徴です。
・なめらか本舗 乳液NA(なめらか本舗)
「なめらか本舗 乳液NA」は、保湿成分である「豆乳イソフラボン」が配合され、べたつかず肌になじみやすい乳液です。遺伝子組換えなし大豆使用、無香料、無着色、無鉱物油であり、肌にやさしいのが特徴です。
30代向け
・ムーンナイトミルク(HANAオーガニック)
HANAオーガニックの「ムーンナイトミルク」は、天然由来の保湿成分をふんだんに使用した、天然100%のオーガニックのスキンケアです。肌に潤い、ハリを与え、非常に肌へ の負担が少ない乳液です。
・エクリシールホワイト(資生堂)
資生堂のエイジングケアシリーズの美白コンセプトである「エクリシールホワイト」は「エクリシールホワイトコラーゲンGL」が配合されており、肌の潤いとハリを整え、くすみ、シミ、そばかすの予防にもつながります。
男性用
・バルクオム(BULK HOMME)
BULK HOMMEの「バルクオム」は、「黄金まゆエキス」を成分として含み、保湿の働きをします。また、うるおい成分を多く配合しながらも、サラサラした肌感触がえられます。
プチプラ
・乳液・敏感肌用 高保湿タイプ(無印良品) 200mL・780円
無印良品の「乳液・敏感肌用 高保湿タイプ」は、200mLで780円という低価格ながら、肌の潤いを保護します。また、無香料、無着色、無鉱物油、弱酸性、パラベンフリーと肌にやさしく、非常にコスパが高い乳液です。
・乳液 しっとりタイプ(ちふれ) 150mL・600円
ちふれの「乳液 しっとりタイプ」は、「ヒアルロン酸」「トレハロース」などの保湿成分が配合され、肌をしっとりに保ち、無香料、無着色と、肌にやさしい乳液です。
まとめ
今回、様々な化粧水・乳液を紹介していきましたが、気になった商品はみつかりましたでしょうか?
最近では、ネットでサンプルのお取り寄せとかもできます。
「自分の肌にあうかも」と思ったものを、実際に肌につけてみて、お気に入りの化粧水・乳液を見つけてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました.